小銭貯金のこと

2021/12/27
大掃除の時期ですね。
今年は実家を処分したこともあり、昔むかしの思いがけないものが出てきて、懐かしかったり、恥かしかったり・・の品々を思い切って断捨離しました。
その中で、処分にいちばん悩んだのは、缶詰タイプの貯金箱に貯まった1円玉でした。
 
〇そうだ!募金しよう
貯金を始めたのは、24時間テレビ「愛は地球を救う」の放送を見てからでした。大人はもちろん、子供たちも自分の貯金箱を募金回収場所に持ち込んで、募金活動に参加している様子が放送されました。その盛り上がりで始めた1円貯金でしたが、なかなか満杯にならないまま、時間が過ぎて私自身もすっかり忘れてしまっていました。

その後、長い時間が経過して思いがけず実家の本棚の陰から出てきた貯金箱は、しっかり満タンでした。きっと、父や母が引き継いで貯めてくれていたのでしょう。

〇数えてみたら・・
ということで、満タンの貯金箱を缶切りで開けてみると、688円でした。
もちろん、自分で数えたのではなく、ゆうちょ銀行に持ち込み機械で集計してもらって、自分の口座に入金しました。

〇硬貨の手数料
なぜ、ゆうちょ銀行を使ったかというと、銀行では「硬貨整理手数料(大量硬貨入金手数料)」といった名目の手数料の徴収がされるからです。これは口座入金せず、数えるだけでもかかるようです。
ゆうちょ銀行でも、2022(令和4)年1月17日から「硬貨取扱料金」が新設され、51~100枚で550円などのように、枚数に応じて料金がかかるようになります。
 
参考:ゆうちょ銀行ウェブサイト/払込みサービス・硬貨取り扱い等の料金新設・改定 (改定日:2022年1月17日(月))/硬貨取扱料金の新設

〇募金・義援金は無料
前述のような1円貯金も、当初の目的どおり義援金に使う場合は、硬貨取扱料金は対象外です。私のように途中で投げ出さず、満タンになるまで1円貯金を継続して、義援金口座に入金する場合は、今後も手数料はかかりません。

そうそう、あともう一つ。1円貯金に協力してくれた父母に何か別の方法で恩返しなければと思い、ユニセフの募金をしました。
これはカード決済で簡単に募金することが可能なんです。
これからは、さまざまな場面でキャッシュレスが増えて、世の中は現金を取り扱わない流れになってきています。
でも、貯金箱のチャリンという音、達成したい目的が近づいてくるようで、 ちょっと楽しいものですよね。

ユニセフのウェブサイト/募金・支援


=プロフィール=
プラン行政書士事務所  代表行政書士  中西浩子
日本で暮らしたい、農業をはじめたい
さまざまな思いを全力でサポートします。

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