今回ご紹介するのは、群馬県高崎市の「HANAZONOふぁーむ株式会社」の第3弾です。
改めて簡単にご紹介すると、「HANAZONOふぁーむ株式会社」は、群馬県内の耕作放棄地などでのそば栽培のため、2023年に設立された会社です。
(詳しくは、以下、過去のブログをお読みください。)
「そば」を作る人たち その1
「そば」を作る人たち その2
さて、農家の出身ではないものの、農業を目指すというやり方の一つは「農業法人に就職する」という選択肢です。今回は、農業法人に就職された新規採用者の方に、お話しを聞いてきました。
1 新規採用のお二人
2 6次産業化へ
3 HANAZONOファームバレー国際大会
1 新規採用のお二人
入社からまだ6ケ月のお二人ですが、実は群馬県立勢多農林高等学校の卒業生と、元教諭という経歴です。
<澤田百香さんプロフィール>
・小学6年当時、勢多農の文化祭にお兄さんと参加。農業に心惹かれ、進学を決意する。
・勢多農に入学後、部活は郷土芸能部に所属、全国高校生伝統文化フェスティバルに出場し、「上州八木節音頭」披露。卒論では、かぼちゃの研究「貯蔵日数による糖度の変化について」に勤しむ。
・2024年4月 HANAZONOふぁーむ入社
・農林大学校で農業簿記の受講、食品衛生責任者資格も得て、6次産業化の準備中。
(写真:草刈り作業中の澤田さん)
<須賀克也さんプロフィール>
・勢多農の社会科教諭、バレーボール部顧問、キャリアアドバイザー
・高崎市の居酒屋でHANAZONOふぁーむ株式会社菅原社長と出会い、意気投合
・そば畑の規模拡大のため、菅原社長から勢多農へのリクルートの連絡を受け、対応
・2024年 HANAZONOふぁーむ入社(キャリアアドバイザー)
・有機栽培のため、日本オーガニック認証取得し、生産工程管理者
2 6次産業化へ
HANAZONOふぁーむのそば畑は、いま花盛り。そばの実の受粉のために、放したミツバチによる採蜜が終わったところでした。
今年から、ハチミツを製品化して販売を始めるため、勢多農の学生たちに依頼して、パッケージデザインを製作中だと、楽しそうに話す澤田さん。
個人の農家で、こんなにダイナミックに6次産業化をトータルで実施するという挑戦はなかなか難しいことですが、法人ならではですね。
(写真:そばの花とミツバチ)
3 HANAZONOファームバレー国際大会
須賀さんは、プロフィールにあるとおりバレーボール部の顧問でした。勢多農在職中からビーチのない群馬で、ファームバレーを開催してきた方です。
HANAZONOふぁーむのそば畑は10月までですから、刈り取った後は整備して、ファームバレーコートになります!
11月4日(祝)は、HANAZONOふぁーむ農場(高崎市引間町138)で、HANAZONOファームバレー国際大会が開催されます。HANAZONOふぁーむ産のハチミツ販売も予定しています。
参考>ファームバレー大会「ビーチがないなら畑を使えば よかんべ?!」
いかがでしたか。
農産物を栽培し、6次産業化のための環境整備、資格取得、規模拡大のための農地取得のための交渉、行政への手続き・・・それぞれの経歴や経験に合わせて、HANAZONOふぁーむの業務を担うお二人の新規採用者は、ものすごく頼もしいです。
(写真:HANAZONOふぁーむ菅原社長と)