「そば」を作る人たち  その4

2025/10/22
今回ご紹介するのは、群馬県高崎市の「HANAZONOふぁーむ株式会社」の第4弾です。
改めて簡単にご紹介すると、「HANAZONOふぁーむ株式会社」は、群馬県内の耕作放棄地などでそば栽培等のため、2023(令和5)年に設立された会社です。
(詳しくは、以下をお読みください。)
「そば」を作る人たち  その1
「そば」を作る人たち  その2
「そば」を作る人たち  その3

さて、農地を相続したが活用できない、もう農業を継続できない・・・など、様々な理由で農地の管理に困っている方が多いと思います。
でも、農地を探している会社もあるんです!

1 耕作放棄地の管理、ご相談ください!
2 そば花見の会
3  そば畑でHANAZONOファームバレー国際大会

1 耕作放棄地の管理、ご相談ください!
HANAZONOふぁーむ株式会社は、高崎市群馬町の農地を借りて2023(令和5)年スタートし、2年経過したところですが、現在は高崎市吉井町、榛名町にも農地を拡大してきました。
もっと作付け農地を増やしたいと、看板を掲げて農地を募集しています。
さらに、今後は他の作目に挑戦する予定もおありとのことで、社長はますます元気です。

そんな菅原社長と初めてお会いした3年前のこと。農業法人を設立し、そばを作って、開花時期に、そばの花見ができる市民の「憩いの場」を作るのが夢だ、と話されていました。もちろん就農される前のことでしたから、「憩いの場」づくりのことは、とても印象に残っています。

2 そば花見の会
今年は、そうおっしゃっていた菅原社長の目標だった「そば花見の会」が開催されるということで、10月19日に吉井町矢田のそば畑に出かけてきました。

参考>上毛新聞:ソバの白い花が見頃 花見イベントを初開催 HANAZONOふぁーむ高崎(群馬・高崎市)

(写真: そば花見会場にて HANAZONOふぁーむ 須賀管理部長)
周囲の住民の方たちに楽しんでいただけるよう、地元野菜や乾麺、そば茶、そばかりんとうなどの加工品の販売もありました。何といっても、ソフトクリームにハチミツをかけ放題(!)でいただけるのがうれしかったです。もちろん、かけているハチミツは、そばの受粉のために放ったミツバチから採取した「HANAZONOふぁーむ」産のものです。

3 そば畑でHANAZONOファームバレー国際大会
HANAZONOふぁーむで管理部長をされている須賀さんは、ビーチのない群馬で、ファームバレーを開催されてきた方です。HANAZONOふぁーむのそば畑は10月までですから、刈り取ったそば畑を整備して、ファームバレーのコートとなります。
今年の11月16日(日)は、HANAZONOふぁーむ農場(高崎市引間町138)で、第12回HANAZONOファームバレー国際大会が開催されます。現在、参加チーム募集中です!
地元野菜販売やHANAZONOふぁーむ産のハチミツ販売も予定しています。

参考>ファームバレー大会「ビーチがないなら畑を使えば よかんべ?!」

参考>上毛新聞:人気じわり… ビーチバレーならぬファームバレー、11月に群馬・高崎市のソバ畑で大会開催

ちらし:第12回HANAZONOファームバレー国際大会
2024(令和6)年の第11回ファームバレー大会を見学して感じたのは、「農地を活かせば、人が集まる場になる」ということです。HANAZONOふぁーむがかつて耕作放棄地だったこの農地を耕すことがなかったら、ただの「草ぼうぼうの場所」で獣害にも悩まされていたかもしれません。でも、そば栽培で農地として活用され、さらにファームバレー会場として一般・高校生・ジュニアを含め48チーム150名の若者が集まってのイベント会場となったのです。 

今年の吉井町のそば花見会場の「憩いの場」もそうですが、活用された農地は、地域おこしの起爆剤になるのだ!と、私も微力ながら関わることができて、心が熱くなったのでした。

(写真:菅原社長とそば花見
=プロフィール=
プラン行政書士事務所  代表行政書士  中西浩子
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